阿部典史 逝去
バイクレーサー ノリックこと阿部典史が10月7日神奈川県川崎市内をスクーターで走行中、トラックと接触し病院に搬送されたが帰らぬ人となってしまった。 事故原因はトラックの無理なUターンにノリックが巻き込まれたようだ。ここ数年は全く見ていないのだが、90年代からロードレース世界選手権はずっと見ていた、ノリックが日本を制覇し、世界デビューを果たし、スーパーバイクへ転進していく過程を見続けていた。
彼が世界デビューするきっかけとなったのは、たしかワイルドカードで出場した世界選手権鈴鹿GPでのこと、当時彼はホンダ所属のライダーだったが、90年代前半天才の名をほしいままにしたウェイン・レイニーに見出され、ヤマハから世界デビューを果たしたのである。
世界選手権ではチャンピオンはとれなかったが、アグレッシブな走りで多くのファンを魅了した、そのファンの中にあっしも含まれるが、なんと言っても2000年代最高の天才ライダー バレンティーノ・ロッシもノリックの走りに感銘を受けた一人である。
ノリックの走りを思い出しつつ、ただ安らかに眠られることを願う。