2007-01-20

NFL ニューオーリンズ@シカゴ 与太話

ハリケーン カトリーナに襲われた街ニューオーリンズがフットボールにおいてかつてない成功を収めている、チームとして初のカンファレンスチャンピオンシップゲーム進出である。 地元の今シーズンにかける思いはシーズン開幕前のチケット販売において顕著であった、ドラフト前から、いやもっともっと前から逸材と言われてきたRBレジー・ブッシュを獲得したことも売れ行きをアシストしたことは間違いないだろう。

セインツには昨年は怪我で泣かされたRBデュース・マカリスターがいて、活躍したためスターターとはなれなかったが彼以上にファンを熱狂させる活躍をしたと思う、しかもブッシュの走りは美しいですね、しかもプレイオフ初戦におけるTDシーンはコーチの教育が行き届いているのか、彼自身が冷静なのか無理な体勢になることなく決めて見せたことは若干のサプライズであった。

このセインツがチャンピオンシップに初進出したことにより、NFCにおいていまだその経験がないのはアリゾナ・カージナルスだけとなってしまった、あっし自身が90年代後半QBジェイク・プラマー(現デンバーで控えに降格)率いるカージナルスが好きだっただけに少し寂しい気がする、サラリーキャップ制のNFLにおいて長く低迷するフランチャイズにはやはり選手獲得、起用を含めたスカウティング、コーチングの差が出るのではないか。

というのも2000年代に入ってから低迷していたチームがあるシーズン突然変貌を遂げ、成功を収めるケースが多い、しかもスーパーボウル獲得まで成し遂げるチームまであるのだ。 2000年代最強のニューイングランド・ペイトリオッツにしても前?ヘッドコーチ ピート・キャロルの時なんか勝負強いなんて全く思わなかったし、セントルイス・ラムズがQBカート・ワーナーに率いられスーパー取った時も、かなりの年月現場から離れていた素敵な爺ヘッドコーチ ディック・ヴァーミールのオフェンスプラン(オフェンスコーディネーターのマイク・マーツのでしょうが)にまっちした途端爆発的な得点力、どこからでも点に結びつけるオフェンス&個人技に酔いしれ、短いパスをつないでドライブするウェストコーストオフェンスになれきったNFL界にロングパス(当時リズミックパスと言われた)で革命を起こしたともいえる。

他にもイーグルス、バッカニアーズ、パンサーズ、レイヴンズ。レイダース、コルツ、と枚挙に暇がない。しかもその強さを持続させているチームが多い。

セインツも基本的にチーム創設以来低迷しっぱなしのチームであった、90年代以前はプレイオフ無勝利、シーズン前は期待されるニュースがあったりするもの結局ドアマットチームに成り下がっていた、勿論今回勝利すればスーパーボウル初出場となる。

セインツのオーナー トム・ベンソンはファンキーなじじいである、いかにシカゴが寒かろうと勝利すればフィールドでダンスしまくるであろう、通称ベンソンブギ。

今シーズン指揮を執っているショーン・ペイトンはコーチオブザイヤーに輝いた、前ヘッドコーチ ジム・ハスレットも負けはしないコーチだった、しかもチーム初のプレイオフ勝利をもたらしたのだがいかんせん勝ち越すところまでいかないコーチだった、恐らく近い将来どこかでヘッドコーチ就任は確実ではないか。
セインツのコーチで長く指揮を取っていたのがジム・モーラである、今シーズンアトランタ・ファルコンズでヘッドコーチだったジム・モーラ、ジュニア?の親父である。 親父の方はセインツをはじめてプレイオフに導いたコーチであるが勝負弱く、プレイオフでは1勝も挙げることなく4連敗のままチームを去り、インディアナポリス・コルツのヘッドコーチも経験した、実はここでもQBマニングをようしてもプレイオフでは弱くトニー・ダンジー(現コルツヘッドコーチ)の職を奪われた。

シカゴ・ベアーズはスーパーボウル時代以前何度もチャンピオンに輝いた古豪である、NFCのチャンピオントロフィーもベアーズのヘッドコーチであったジョージ・ハラスの名前を冠している、NFLにおいて長きに渡り貢献してきたことへの敬意を込められている。 

そのハラスと並び忘れてはならないのがRB故ウォルター・ペイトン(87年シーズン後引退)だ、調べてみるとすでに亡くなって7年以上が経過している、彼の現役時代の活躍をつぶさに見たことはない、でも彼の特集番組を見た記憶がある、その華麗な走りはスィートネスと言われ人々に愛された。 数十センチのホールがあれば駆け抜ける、ステップを踏む、相手を翻弄する、それを今に体現するのはひょっとするとセインツのブッシュかもと思っている。

そして冷蔵庫ペリーですわな、アメリカで冷蔵庫だからその重さ、巨大さをディフェンスラインの置いてる感じww 決してスタッツが飛びぬけて言い訳ではない、ファンを魅了するものを持っていたのである、時にRBペイトンのリードブロッカーを勤めた、強かった、自身もTDを決めている、そしてこの名前は忘れられない。

おっと仕事へいかねば、また補足したくなったらやっときます。

6 Comments:

At 1/21/2007 1:28 午前, Blogger bmb said...

会長さん、おもしろい記事をありがとうございます。

冷蔵庫ベリーは2年前のSuper Bowlのとき取材に現地を訪れていましたが、なんかあほな質問ばかりしてメディアに受けていたようです。アメフトのルールさえしらないうちのだんなですら「あぁFridgeか」って言うくらいだったからとっても有名だったみたいですね。

 
At 1/22/2007 10:02 午後, Blogger 全裸の会 会長 said...

ベアーズの最近のQB事情はお寒いものありまして、お古い話に終始してしまいましたww

だんなさんはMLBには興味持ってらっしゃるんでしょうか? もし持ってなかったら茶の間の風景が想像しやすいっすww 普通の夫婦の真逆って感じで^^

 
At 1/23/2007 1:00 午後, Blogger bmb said...

会長さん、うちのだんなはMLBだろうがNFLだろうがスポーツ一切興味なしです。典型的なアメリカの家庭とまったく逆です。

父親も好きじゃないのでそうなったみたいです。でも父親は昔は野球を観に行ってミッキー・マントルだったかを見たと言っていました。

 
At 1/23/2007 8:35 午後, Blogger 全裸の会 会長 said...

そうでっか~~、ボストンに住んでる優位性のどうでしょう、30%は削減されてるような、もったいね~~^^ww

 
At 1/23/2007 9:22 午後, Blogger bmb said...

もったいないですよね~。

でも大阪に住んでいて阪神ファンじゃないって人いますよね、きっと。いない?いなかったりしてw

 
At 1/24/2007 6:54 午前, Blogger 全裸の会 会長 said...

いなかったらこわいでしょうね~、そうだったらもうひとつのカルトですよね、最近はそうでもないんですが、もう22年前になるのかな、久々阪神優勝したときはあっしの内面も異常な興奮にありましたね、もち周辺も^^

 

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