2007-01-13

NFL インディアナ@ボルティモア与太話

コルツはやはりキッキングには不安はなかった、先週のワイルドカード対チーフス戦においてコルツのキッカーヴィナティエリは今シーズン最長48ヤードを決めた後に今度は50ヤードを決めてみせた、QBマニングがインターセプト出して苦しんでいるところを間違いなく救っていた。 ヴィナティエリは大学卒業後NFLヨーロッパで足を磨いた、96年シーズンからはペイトリオッツに入団しているのだが、その前にひょっとすると間違いかもしれないがドルフィンズに入団しようとしていたのではないか、そこで彼にキッキングの理論を教え込んだのは自身キッキングの経験が全く無い車椅子のコーチだった。

コルツのGMビル・ポリアンで思い出すのはマニングを全米1位指したる時のことだ、当時もう一人指名される可能性を持ったQBがいたその名はライアン・リーフ、ん?当然とっくにNFLの世界からは消え去っている方だ。  その時ライアン・リーフを指名していたならば今もコルツは弱小&ドアマットチームだったであろうほどにリーフ君は契約はでかいが成績はひどかった、ちなみにそのリーフを指名したのはチャージャーズ、ずっと低迷しておられました。

そしてお次はRBエジェリン・ジェームスをドラフト1位指名してあのマーシャル・フォークをラムズへ放出したことだ、当時のドラフトで1位指名されるRBはリッキー・ウィリアムスと言われていた、素行は悪いが大学での記録はすごかった、でもコルツはマニングをベースにしてパスキャッチ能力で勝るジェームスをとったのだ、これはすっごいサプライズだったがその後の活躍で差が出た二人、ポリアンの選択は正解だった、そしてフォークの穴を十分埋めたのである、フォークはその後ラムズでスーパーも制覇しキャリア絶頂を迎えた、今年は怪我で出場していないと思うが来シーズンは戻ってくるのか引退なのかははっきりしない。

レイヴンズのヘッドコーチ ブライアン・ビリックはバイキングスでオフェンスコーディネーター時代WRランディー・モス(現在オークランド・レイダース)、クリス・カーター(引退済み)を擁し強力なパスオフェンスを作り上げた、当時ホーム無敵を誇っていたグリーンベイのランボーフィールドで勝利した時のパスオフェンスは今も忘れられない、そのビリックだがレイヴンズではディフェンスに抱っこにおんぶの状態が続いている、スーパーボウル制覇したのもディフェンスだけでなしとげたようなものだ。 

そこで今シーズンタイタンズから獲得したのがMVP QBのスティーヴ・マクネアだ、かつては、ってあっしは見たことないがエアーマクネアと言われパスが得意だったらしい、あっしのマクネアの印象は短いパスと機動力、それも見た目の美しさに欠ける、失礼。
昨シーズン終盤QBのカイル・ボーラーが成長してきたな~と思っていただけにこの獲得は意外ではあったが今シーズンのスターターはマクネアだ、その影響?シーズン当初はさっぱりだったが少しはオフェンス力も上がったようだ。

とにかくレイヴンズはディフェンスがすごい、コルツのランはラインバッカー陣が止めるだろうし、ディフェンスバック陣は先週のできのマニングならインターセプトしまくりではないかと思う。 マニング自身そういう危険なゾーンへあえてパスを投げる勇気は持っているのである、並みのQBなら危ないディフェンスバックは避けてあえて視野を狭くして投げそうだがマニングはあえて挑むタイプである、だからレイヴンズのディフェンスがマニングを血祭りに挙げる展開ではなかろうかと思う次第であります。