2007-03-15

あなたは許せるか?Ⅲ

さて、男と女の友人の男女関係の危機的状況における反応については書いた、今回は自分の番である。

京都に勤務していた時に私には付き合っている女性がいた。素晴らしい女性であった。 当時私は棲家を転々としていた。 最初は嵐山近辺に住んだ、ここは以前書いたように会社の寮である、その後一年間高槻に住んだ、高槻の駅から南へ行くと城跡公園がある、その南側に住んでいた、実は会社との往復の途中に彼女に家があったのである。 そして京都市内へ再び舞い戻った、場所は右京区の西院、祇園界隈から四条通を西へ数キロ行くと阪急西院駅がある、その近くだ。

そのあっしの彼女はあっしとの恋愛に対して非常に真面目、真摯な態度ともいうべきものがあった、プラスその彼女の親とも懇意だったのである、いつもの悪い癖で相手の家にも出入りし、そこでご飯をいただき、泊まることも容認されていた、週末には一週間たまったあっしの洗濯物をアイロンがけまでし、部屋は掃除、着る物に無頓着なあっしをコーディネイトし、食事もつくりに来る、まさにあっしは世話になりっぱなしの女性だったのである。 そして欠点の無い女性でもあった。

そんな付き合いが数年続いた頃、あっしの嘘から決定的な局面を迎えたのである、ひょんなことがきっかけで知り合った女性と遊びに行くことを約束してしまったのだ、つまり浮気である、罪の意識は全く無かった軽い気持ちだった、しかもその週末は付き合っていた女性と遊ぶ約束をしていたのにである。

当然、キャンセルの電話を入れる、その時の彼女はなぜ?を繰り返した、その問いにうっとうしい気持ちで生返事そして半ば強引に電話を切った。 その後で遊びに行く女性を自分の部屋に泊めた、いつも彼女が掃除し料理してくれている部屋に申し訳ないなどとはこれっぽっちも思わずに泊めたのだ。

翌朝あっしの部屋のインタフォンが鳴った、いつもなら気にせずドアを開けるのだがその時は悪い予感がした、のぞき穴から外を見ると彼女が立っていた、居留守を決め込むかと思ったが無駄であることはすぐにわかった、彼女には鍵を渡しているのだ。

外に出ると彼女が言った「中にいる女性と話をさせて」、このときあっしは彼女に別れの言葉を告げたのだ。 今まで尽くしてくれた彼女に対しあまりにもひどい言葉であったとその後は思った。

しかも、その時あっしの心の中にあったのは、昨日電話で今日は無理と言ったのになんで来るねん、というあまりにも身勝手な発想だったのだ。 

罪の意識がなかったわけではない、泣きながら帰っていく彼女を見ながら、この状況を招いたのはあっしなのに、本当に大事にしなければならない女性だったのに追いかけもしなかったのだ。

もし自分の過去にやってきた行動で もし修正できるならあの時の浮気である、それが無理ならせめてあの状況で別れを告げるよりも謝罪をしたい、帰って行く彼女を追いかけたいのだ、これも余りにも身勝手なこととは十分承知で。

6 Comments:

At 3/18/2007 3:36 午前, Blogger bmb said...

もぉ会長さんたら。。。そこまで尽くしてくれる人いまどきいませんよ。

 
At 3/18/2007 12:07 午後, Anonymous 匿名 said...

か、会長・・・

まぁ・・・「運命の人」ではなかったと言う事にしておきましょうね。

もし、自分が同じことされたら・・・
怒り狂ってますけどね~w

彼女さんは、ほんとにいい人だったんだね~。
逃がした魚はデカかったかもね~
イヒヒヒヒヒ~

 
At 3/19/2007 5:54 午前, Anonymous 匿名 said...

会長さん、ひどい・・・・

そんなに尽くしてくれても、男の人って別の女性と浮気してみようって、思っちゃうんですね。。。。

その浮気の相手の女性とはどうなったの?

 
At 3/19/2007 11:20 午後, Blogger Unknown said...

考えさせられますね。
私も浮気ではありませんが、以前に交際していた女性に
相当、酷いことを言ってしまった経験があります。
今、思えば、何であんなことをって・・・
でも、その時は突っ走っちゃうんですよね。
同じ場面には二度と巡り合わないかもしれませんが、
そのような経験があるからこそ
「大切な人は二度と傷つけたくない」
そう思う事が、せめてもの償いでしょうか?

 
At 3/19/2007 11:25 午後, Blogger 全裸の会 会長 said...

女王様・・たしかにいないでしょうね~、ま~身から出た錆ですね^^

あきちゃん・・運命の人ではなかったんでしょうね~、ポーカーに関しては引きが弱いあっしですが、いい女の引きはこの頃よかったんです^^

ひろこさん・・最終的にババ引いたのが今のあっしの奥さんっちゅうことですな^^

ボネット姫・・あくまでも比較論なんですが、あっしの周りはもっとひどい奴いましたんで最悪な男一歩手前っちゅうことでご勘弁を、ちなみに浮気の相手とはその後即別れました、別れって言葉使うほどの中ではなかったと思いますが。

 
At 3/19/2007 11:27 午後, Blogger 全裸の会 会長 said...

>「大切な人は二度と傷つけたくない」
そう思う事が、せめてもの償いでしょうか?

もこ、えらい!!

 

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